ワンコも頑張った!子持山~小野子山縦走 2015 1 14


獅子岩 標高1054m  子持山 標高1296m  小野子山 標高1208m  中ノ岳 標高1188m 十二ヶ岳 標高1201m

標高差約995m    累計標高差約(上り)1661m (下り)1842m
  
 歩行距離約21.5km

大鳥居(7:52)⇒子持神社8:00)7号橋登山口(8:38~8:41)⇒獅子岩(9:35~9:55)⇒柳木ヶ峰(10:15)⇒
子持山(10:32~10:39)⇒小峠分岐(10:58)⇒中山峠(11:50)⇒赤芝登山口(12:23)⇒小野子山(13:35~14:01)⇒
中ノ岳(14:36)⇒
十二ヶ岳(15:06~15:11)⇒入道坊主登山口(15:50~15:55)⇒水場(15:05)⇒小野上温泉(16:58)

(歩行時間8時間00分:全所要時間9時間06分) am7:52~pm16:58    yahoo地図 
子持山は上毛三山の中の赤城山と榛名山に挟まれた山で、低山ながら山頂には一等三角点が置かれている人気の山です。獅子岩は火山活動と侵食によって作られた岩脈、岩頚で、そのダイナミックな姿は圧巻です。
小野子三山は群馬県の渋川市と高山村にまたがる古い火山で、小野子山、中ノ岳と十二ヶ岳へと続く起伏の多い頂はガイドブックにも紹介されています。アプローチが悪いこともありあまり訪れる人が多い山ではありませんが、十二ヶ岳の山頂からは360度の広い展望が得られることで知られています。子持山・小野子山・十二ヶ岳は群馬百名山でもあります。
 
ワンコ連れでも気兼ねなく縦走出来そうな、比較的静かな山域を模索します。当初は奥武蔵と思いましたが、もう少しランクを上げて獅子岩で有名な子持山と小野子三山を組み合わせて縦走計画を練ります。しかしながらこの時期の上州の山は場所によって積雪が多くあるのでワンコ連れでは如何なものかな?と悩みます。最悪の場合ワンコを抱えて移動すれば何とかなるだろうと思い決行します。
小野上温泉の駐車場より、子持山登山口(子持神社手前)の大鳥居まで、知人の出勤コースを遠回りして頂き、乗せて頂きました。コース最終到着地は必然と小野上温泉さちの湯になり、登山後の温泉を励みに歩きます(^-^)

子持山登山道入口の大鳥居より、ワンコの(nanaco)を引き連れて歩き出します。 子持神社を過ぎて1号橋~凍結した7号橋駐車場に到着しましたが貸切です。登山口で速やかに登山届を提出!
  見上げて屏風岩!今回はワンコ連れですので通常コースで!    氷柱が成長中!あと一ヶ月で10倍位の大きさになります。 
カインズ製の簡易スパイクを着用してしばらくすると右側の簡易スパイクが無いのに気付き、100m位戻って探します。再度装着して登って行くと 尾根に出ました。
 
     獅子岩の急登りではワンコは歩行不能!         踏み跡がないので、しばらく獅子岩に訪問した人はいない模様!
 
         ワンコは危険の為、下で待機!                   岩場が凍り付いています。
 
獅子岩より上州武尊山!石碑があり(八海山神社・御嶽神社・三笠山神社)と三つの神社名が書いてあります。  浅間山を望む
 
        日光白根山~男体山~皇海山                浅間山(せんげん山)と浅間山と小野子山!
                赤 城 山                     子持山と柳木ヶ峰!積雪は無いように見えますが・・・。
  獅子岩直下の鞍部からはワンコは全足がスッポリはまり、お腹が付いて歩行不能になります。しばらく抱っこ移動!
 
振り返って、良いアングルの獅子岩! 
 
つぼ足になるのでまたまたワンコは抱っこで!        浅間山(せんげん山)方面との分岐の柳木ヶ峰!
 
見晴らし岩より、大蛇のように見える獅子岩への稜線!  
                 富 士 山                         南 八 ヶ 岳 
 
         尾根を進むと岩場の急登!             子持山には先行者がいました。子持神社からだそうです。
 山頂には十二山神が祭られており、一等三角点が置かれています。            日光白根山
 
快 晴 の 谷 川 岳! 
 
   子持山よりぐんま天文台へ向かいますが、思いの外、雪深い!       小動物の足跡がいっぱいの長い林道!  
 
ぐんま天文台駐車場より望む小野子山はまだまだ遠くに見える!  
 
  県道36号線から望む、真っ白に染まる豪快な上越国境の山!    赤芝登山口まで林道歩きですが、日陰はガチガチの凍結道!
 
途中遊歩道に入りショートカットして登って行くと小野子山赤芝登山口       意外と雪深く、動物の足跡だけ!
簡容スパイクから10本アイゼンへ変更です!  林道より登山道へ入って ガチガチアイスバーンの急登を過ぎると、フカフカ?ヌカヌカ道のつぼ足歩き!
  短足のワンコは全足が埋まり、お腹が付いてしまい歩行不能!   先程よりず~と抱っこ移動ですので、腕が疲れてきました!
 
深雪ゾーンを過ぎたのでワンコは自力で!  貸切の小野子山に到着!中ノ岳方面へはトレースが多くあるので、ここから先はひと安心!
 
     平標山-仙ノ倉山-エビス大黒ノ頭-万太郎山             谷川岳~白毛門、笠ヶ岳、朝日岳方面!
 
本日は美味しい豚汁うどん!irohaさんのけんちんうどんの真似っこ! 麺つゆと八幡屋磯五郎七味唐からしを足して味を調えます。山で食べる豚汁うどんはとっても美味かった!
                  赤 城 山                  ワンコは浅間山を眺め、たそがれています(^-^)
 
小野子山と中ノ岳のコルを目がけて急降下! 中ノ岳と十二ヶ岳を見上げる位置まで下がって来ました。途中単独男性とすれ違い、小野子登山口より十二ヶ岳の帰りだそうです。小野上温泉でまた会う事となります。
 
鞍部より、黙々と標高を上げて中ノ岳山頂へ! 十二ヶ岳へは、男坂or女坂を選べますが、もちろん男坂へ!トラロープの下がった急な岩場で、ワンコはスリップして歩行不能状態! ワンコを片手で抱っこして担ぎ上げて行きます。※意外と疲れる!
貸切の十二ヶ岳からは360度のスーパービュー!    振り返って!奥より赤城山、子持山、小野子山、中ノ岳!
               日 光 白 根 山                       日光男体山-皇海山
       平標山-仙ノ倉山-エビス大黒ノ頭-万太郎山                 谷川岳~朝日岳方面!
 
見晴らし台方面より、砕石場を抜けて小野上温泉へと思いましたが、緩んだ残雪歩きが予想されます・・・。 少し迷いましたが、陽当りが良い南斜面の入道坊主登山口へ下山! 女坂では木の棒をストック代わりに巧みに使う二人のおじさんが登って来ました。少し話をすると本日の最終の楽しみは小野上温泉に入る事!と笑って言っていました。
       鞍部でアイゼンを外して、ひと息!     ワンコは冷たくなった前足を交互に上げて、冷たさを回避しています!
  ワンコとテンポ良く下がって行くと登山口の林道に着地!        あずまやで、頑張ったワンコにおやつタイム!
水場でワンコ共々ご賞味方々、水分補給!ちなみに水場は3ヶ所あります。     車道を下がって行くと正面に榛名山!
 
ワンコと散歩中の可愛いお姉さんとお会いします。nanacoと「ワンちゃん」という名前のプードルと楽しそうに遊んでいました。山帰りの趣旨を伝えると、nanacoは凄い!としきりに褒めてくれました。  nanacoは疲れたらしく車に乗りこむと防寒ハウスに入ってバタンQ!馴染みの小野上温泉ですが、本日は寒かったせいか格別に堪能しながら入りました。露天風呂では中ノ岳手前で会った爽やかな男性とまた会いました。
 おまけ   先日水沢山で石塚さんご夫妻&可愛いさくらちゃんと嬉しいバッタリがありました。
 
登って行くとワンコ連れのご夫婦が目に映り、もしや?と思いました。やっぱり石塚さんご夫妻とさくらちゃんだったので嬉しくなり、両手を振って!初対面のご挨拶させて頂きました。可愛いさくらちゃんをはなはなさんの次になでなで(^-^)! 凄く良い子でした♪   
石塚さんちのホームページ
   奥さんのはなはな日記

 


おまけ

 駄目もとで、知り合いに小野上温泉から子持山登山口入口の大鳥居まで送りをお願いすると、
 気持ち良く引き受けてくれました。
 ワンコがいるので驚いて「ミニチュアダックスが子持山~小野子山を縦走するの?雪があるよ!」
 と心配していました。

 当初は屏風岩から尾根道と思いましたが、
 林道を歩いていると日陰はアイスバーンになっているので、
 安全を取って通常コースで向かいます。

 獅子岩へは、最近登った形跡はなく、ワンコ連れなのでスルー!と思いましたが、
 ワンコを基部で待機させて登りました。岩場は凍っていますので注意を払います。

 子持山までは簡易スパイクで、なんとか登れました。
 赤芝登山口から小野子山まで足跡は無く、アイスバーンと深雪でしたので10本アイゼンを装着です。
 この区間ワンコは歩行不能になり、三分の一は抱っこ状態での歩行を余儀なくされ、
 次ぐ日は両腕が筋肉痛になった程です。
 小野子山~中ノ岳~十二ヶ岳は踏み跡があり、男坂以外は問題なく歩けました。

 小野子山では豚汁うどんを予定していましたので、
 ワンコを抱えながらつぼ足?ラッセル歩き?でしたが、励みになりました。
 ※豚汁うどんは、昨年12月新雪の谷川岳でお会いした
 irohaさんのけんちんうどんの真似っこです!凄く美味かった。

 最終到着地の小野上温泉さちのゆで、疲れたからだをゆっくり癒す事が出来ました。
 無積雪時でしたら今回の7~8割程度の体力で歩けたと思います。
 ヌカ雪、アイスバーン、落とし穴と盛り沢山で歩き難く、
 山道の四分の一はワンコを抱っこ移動でしたので、少しパンチのある山歩きになりました。

天候:晴れのち曇り
出会った人・子持山2人 小野子三山3人
全く当てにならない疲労度 ★★★☆☆

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