6年連続となる!紅葉の谷川連峰馬蹄形縦走 2016  10  10

谷川連峰馬蹄形縦走
@白毛門山:標高1,720m A笠ヶ岳:標高1,852.1m B朝日岳:標高1,945.3m
C七ッ小屋山:標高1,674.7m D武能岳:標高1,759.6m E茂倉岳:標高1,977.9m 
F一ノ倉岳:標高1,974.2m Gオキノ耳:標高1,977m Hトマノ耳:標高1,963.2m

標高差約1,315m  累計標高差約2,779m  歩行距離約26km  yahoo地図 コースmap

行程:土合橋駐車場(4:31)⇒白毛門(6:40〜6:51)⇒笠ケ岳(7:30〜7:36)⇒朝日岳(8:21〜8:31)⇒清水峠(9:48〜9:56)⇒
七ッ小屋山(10:37〜10:40)⇒蓬峠(11:18〜11:28)⇒武能岳(12:02〜12:03)⇒茂倉岳(12:02〜12:03)⇒一ノ倉岳(13:24)⇒
オキの耳(14:11〜14:13)⇒トマの耳(14:25〜14:26)⇒ラクダのコル(15:20)⇒西黒尾根登山口(16:28)⇒土合橋駐車場(16:46)

 (歩行時:11時間04分 全所要時間12間時間15分)  am4:31〜pm:14:46     ヤマレコへ!

歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません

谷川岳の標高は2,000mにも満たないが、急峻な岩壁と複雑な地形に加えて、中央分水嶺のために天候の変化も激しい。気象の厳しさから標高1,500m付近が森林限界となるために、比較的低い標高でも高山植物が観察できます。ロープウェイを使って、一般コースの谷川岳(トマの耳・オキの耳)までの天神尾根コースは、首都圏から近いこともあって多くの登山者が訪れています。健脚向けの谷川連峰馬蹄形縦走コースは、関東周辺方々の憧れの健脚コースで、日本百名山の谷川岳を含め、群馬百名山の名峰6峰が含まれる贅沢な9峰充実縦走コースです。

今回で6年連続となった谷川連峰馬蹄形縦走コースですが、初めての馬蹄形は6月の梅雨時期で難儀な歩きをしました。2回目以降は自分的にコンディションの良い10月で紅葉観賞をしながらです。今回は西黒尾根スタートの右回りの予定でしたが、先週主脈縦走で歩いているので白毛門に変更です。お蔭さまで白毛門〜朝日岳の素晴らしい景色と紅葉観賞をする事が出来ました。何度歩いても重量級の手応えと疲労感を味わう事となりますが、歩き終わってまた来年は?と毎回思う私です。
山道は長雨の影響で、泥んこでヌカヌカ道が多く、良く滑りました。何時もはチャッチャカ歩ける場所も、スリップしないよう慎重に歩きました。
 ●谷川馬蹄形:1回目左回り2011.06.22  2回目右回り2012.10.16  3回目左回り2013.10.18 4回目右回り2014.10.18  5回目左回り2015.10.10
●谷川主脈縦走:1回目
2012.06.18  2回目2014.06.29
 3回目:変形2014.10.29  4回目:変形2015.05.22 5回目2016.05.21  6回目2016.10.02
小雨が降る中、今回で6年連続の馬蹄形縦走に挑みます。今回は順番で右回りの予定でしたが、先週主脈縦走を西黒尾根スタートでしたので変更! 今までの馬蹄形で一番遅い時間のスタートとなりましたが、明るいうちに帰って来られるでしょう!今年の大雨の影響で山道は荒れ気味で何時もと感じが違う!
霧雨も上がり次第に明るくなって行く! 岩イワが赤く染まって来た!武尊山のサイドより、ナナカマドを赤く染めながら素晴らしい日の出!
振り返ると眼下に新鮮な紅葉が輝く!
   松ノ木沢ノ頭でひと息!谷川岳には雲が掛かっています。          岩イワが赤く染まって来た!
        清々しい貸切の朝の山道!                  取れそうで取れない谷川岳の雲!
    紅葉色に染まった、白毛門名物のジジ&ババ岩!          朝陽を浴びて草紅葉に染まる白毛門!
標高を上げて行くと、素晴らしい景観の笠ヶ岳〜烏帽子岳が見えて来て、感動のため息 ! これから歩く紅葉稜線!
鎖が掛かった岩の上のベストアングルポイントより、ガスが取れない谷川岳!  眼下の谷川RW第2駐車場は早くも満車状態!
おじさんはピストンで帰ったので、貸切になった白毛門!今回で11回目の訪問となりました。
            上州武尊山!               馴染みの赤城山!右にはテーブルマウンテンの三峰山!
  素晴らしい景色を楽しみながら、缶珈琲と美味しいバー!           もみじは綺麗で可愛い!
    ダイナミックな紅葉稜線には誰もいません!           素晴らしく色づいた山域を独占貸切で楽しむ私!
素晴らしい眼下の草紅葉!
         紅葉観賞で金縛り状態!                振り返って白毛門へと続く色彩豊かな稜線!
          黄色も綺麗で艶やか!                    写真を撮りまくり!
       意識したアングルでワンショット!                 立ち止まっては紅葉観賞!
         谷川の雲が厚くなって来た!           何度も歩いた稜線ですが、本日が文句なしで最高!

   一瞬、一ノ倉岳と茂倉岳が姿を現した!     冷たい風が吹く笠ヶ岳に到着!武能岳〜七ッ小屋山方面は全くの視界不良!

山頂直下の笠ヶ岳避難小屋!烏帽子岳の左には朝日岳!
         烏帽子岳の草紅葉斜面!                  左に白毛門-小烏帽子-右に笠ヶ岳!

          でっかい山容の朝日岳!                 至仏山-小至仏-小笠-笠ヶ岳!
貸切の朝日岳に到着! 三角点とお地蔵様が鎮座しています。烏帽子岳〜笠ヶ岳。谷川岳〜武能岳はガスの中!
 少し離れた祠より、烏帽子岳を振り返る!     眼下には綺麗な池塘!           こまめに栄養補給!

 ジャンクションピークと朝日岳北側湿原の池塘と草紅葉!
木道は湿っていて滑るので慎重に!宝川温泉へとの分岐!右へ少し下がると水場!長雨の恩恵?で水が出ているた!ジャンクションピーク!巻機山の看板には『難路・道ナシ』?積雪時、強者の方は巻機山へ行くらしい! 泥んこヌカヌカ道になり、滑りながら歩行でスパッツは泥だらけ!
      陽が射せば最高の紅葉でしょうね!              振り返って一瞬ガスが抜けた朝日岳!
日帰り馬蹄形右回りのトップバッターとスライド!なんと2年前の10/18日右回りで、七ッ小屋手前でお会いしたトレランのlatencyさんでしたので驚き!やさしくゆうやけsan?と言ってくれたので嬉しくなりました。またお会いしましょう! 紅葉稜線も大詰め!泥んこ道はスリップに注意を払いながらでしたので、チャッチャカ歩けずゆっくりと!
   ヌカヌカ道で思うように歩けず!       池ノ窪池塘とガスの谷川岳        形の良い送電鉄塔は半ガス!
ベストアングルの場所ですが、ガスで稜線見えず!白崩避難小屋と送電線監視所のJR小屋! 白崩避難小屋の裏には鳥居と祠があります。昨日も多くの方が利用した白崩避難小屋!
 少しわかりづらい方面を指している清水峠の標識!清水街道方面へ行ってはダメよ!  野アザミ!   ウメバチソウ!
稜線より尖がり頭の大源太山はまったく見えず!七ツ小屋山が見えて来ましたが視界不良で谷川岳へと続くドラゴン稜線は幻!イワショウブの赤い実とアキノキリンソウ!
 
新しくなった蓬ヒュッテ!馬蹄形先行者2名が食事中!カップヌードル リッチ (無臭にんにく卵黄牛テールスープ味 )を試食方々頂きますが、今日は寒いので、カレーヌードルの方が良かった!
蓬ヒュッテの鐘を備え付けの鐘!中にグループの方がいるので鐘は鳴らさず! 悪天候の中、ランダムで続々スライド!
視界不良の武能岳通過!先行者の馬蹄形左回りの方4名とランダムに平行スライド! 視界不良なので、茂倉岳までどれ位なのかわからず!ガスの中!ようやく茂倉岳に到着ですが、意外と賑やか!
 
一ノ倉岳への稜線も、水溜まりヌカヌカ道! 中芝新道との分岐にもなっている、賑やかな一ノ倉岳! 霧雨が強くなって来たので、レインの上だけ装着! 天神尾根コースの方々で賑やかです!
 
ガスガスだけど賑やかなオキノ耳の山頂!そしてトマの耳も賑やか!山頂にいる方と話をすると、天神尾根の先からずっとガスで視界不良だったそうです。賑やかな肩ノ小屋を通過!
  静かな西黒尾根へもちろん下がります。   ガスが抜けだした天神平とザンゲ岩!      小学生も西黒尾根を健闘中!
眼下の西黒尾根稜線!
  氷河の跡でしばらく粘るが、オコジョは出てこない(笑)            陽があたったラクダの背!
 
            振り返って!                      ザックを降ろしてひと息!
 
           眼下の若い紅葉!                        渋滞の鎖場!
 シンボルスチールタワー! 16:28分、西黒尾根登山口に到着! 谷川岳登山指導センターで汚れた登山靴をブラシで濯ぎます。賑やかなベースプラザを横目に通過!
湯檜曽川の勢いの良い流れで、滝は音をたてながらミスト状態! MAX!が目印の白毛門登山口入口!まだまだ賑やかな白毛門登山口駐車場に到着!下山後は恒例の鈴森の湯に入りたいのですが我慢!(先週不注意から左腕を切ってしまい病院で4針縫ったので、しばらく温泉には入れません)
          ★★★昼寝と噂の「鍋割山ラーメン」を食べにワンコと地蔵岳へ!(2日前の10月8日)★★★
 
おまけ! 朝はスッキリしない天候でしたので用足しを終えて、午後よりワンコを引き連れ、馴染みの地蔵岳へ向かい昼寝です。先ずは鳥居峠の売店ベンチで噂の「鍋割山ラーメン」を頂きます。特製味噌&赤ラード&ハーブにんにくを使ったみそラーメンは美味くて生ビールとの相性抜群でスープまで飲み干し!鳥居峠より小沼を通り過ぎて八丁峠より地蔵岳へ!アンテナ山手前より草紅葉に染まった覚満淵のアップ!
 
おまけ! ポカポカ陽気で陽射しが強い山頂付近は賑やかになりそうなので、貸切の東側展望台でシートを広げてワンコ共々優雅に昼寝!眼下には覚満淵や小沼、梅雨時より初秋まで水が貯まる血の池が見えます。1時間位ゆっくり昼寝をしてから八丁峠へ下がり伝説のあり「血の池」へ向かいます。今回で4回目の訪問ですが水が溜まっていたのは初めてです。ちなみにもう少し荒山方面へ下がると「三途の川」もあります(笑)鳥居峠へ戻り、草紅葉に染まり出した覚満淵を周回します。風邪気味なので車の戻り、30分ほど横になります。

おまけ

 白毛門登山口駐車場に到着すると、早朝にも関わらず沢山の車があるのでビックリ!
 車中泊らしき方も多くいました。
 私が支度をしていると、数名の方がヘッテンを点けながら西黒尾根方面の方へ向かって行きます。
 この時間、白毛門方面へ行くのは私だけでした。
 小雨が降っているのでレインの上だけ装着!登山口より山道に入ると、大雨の影響で山道は荒れ気味!

 大岩付付近で日の出となり、周囲は赤く染まって紅葉も映えて艶やか!
 白毛門山頂に到着するとカメラを持ったおじさんと入替になります。
 大分前に朝日岳方面へ向かった方が何人もいたそうです。

 白毛門より笠が岳へ向かう稜線は、紅葉が映えて素晴らし世界!
 しかしながら山道は長雨の影響で、泥んこヌカヌカ道でスパッツは早くも泥だらけ!
 谷川岳の景色を気にしながら歩きましたが、最後までガスは抜けず終いでした。

 笠ヶ岳からの景色は武能岳〜七ッ小山方面はガスガスで全く見えずテンションが下がります。
 貸切の朝日岳でひと息入れていると、次第にガスが掛って来ました。
 ジャンクションピークを過ぎた辺りより、蓬&清水峠泊の方々とランダムにスライド!
 ヌカヌカ道でスリップしないよう、注意を払って下がって行きます。

 ガスが抜け始めて、周囲の景色が次第に見えて来ました。
 トレランの方が軽快に登って来るので、
 私が挨拶がてら声を掛けると「ゆうやけさん?」と返って来たのでビックリ!
 なんと2年前、七ッ小屋の先でお会いした「latencyさん」と嬉しのバッタリでした!
 早朝より西黒尾根から出発で、早朝の谷川は小雨でガスが多かったそうです。
 思いがけないバッタリで以降はテンションが上がりました、
 そしてlatencyさんが去って行くと、また視界不良の景色と変わります。

 清水峠からの笹道の登りはよく滑るヌカヌカ道なので、熊笹を掴みながらの進行!
 ガスで全くの視界不良で景色が見えないまま蓬ヒュッテに到着!
 小屋の中から話し声が聞こえて来るので、グループの方がいるようです。
 外のテーブルでは感じの良い若い2名が食事中でした。
 あとでわかりましたが白毛門Pを3時半にスタートして日帰り馬蹄形だそうです。
 カップヌードルリッチを初めて頂きましたが、寒かったのでカレーヌードルの方が良かった感じです。
 武能岳は意外とアッサリ通過ですが、景色が見えない分茂倉岳まで長く感じました。
 途中で2時半スタートの若いソロsanと、1時半スタートの年配の方と平行スライドしました。

 茂倉岳は数名の方がいて、一ノ倉岳〜奥の院の稜線も活気があります。
 霧雨が降っていますが、オキ&トマには人だらけでビックリ!
 西黒尾根を下がって行くと次第に天候が回復して、少しですが景色を楽しむ事が出来ました。

 今回も馬蹄形縦走を歩いて思った事は、この重量級の厳しいコースを
 精神力UPにつなげて、いかに楽しみながら歩く事でした。
 なんせ、チキンラーメンと同級生の少し旧型なので!

天候
 小雨⇒ガスガス⇒霧雨⇒少しだけ晴れ!

出会った人
 朝日岳まで1人 朝日岳〜茂倉岳まで30人位 茂倉岳〜谷川岳は未知数で大賑わい!

全く当てにならない疲労度:★★★★☆
 やはり日帰り馬蹄形コースは右、左回りコース、どちらを選んでも重量歩きになります。

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